クライストチャーチ地震で犠牲になった私の幼馴染のことをお話しさせていただきます。
元々私は若い時からワーキングホリデーでNZへ渡航することを計画していました。資金を貯めるため給料の良い運送会社で働き「翌年にはNZへ!」と思っていましたが、その直後、妻が妊娠した為、一旦中断していました。

その長男も大きくなり、改めて、「よしそろそろもう一度移住の計画を立てよう!」と思っていた時、クライストチャーチで地震が起きたのです。地震で犠牲になった幼馴染の名前はYといい当時29歳でした。

Yの夢は国際的な看護師になることでその夢のためにクライストチャーチで英語の勉強をしていたのですが、その時に被害に遭ってしまいました。

彼女の家は実家のすぐそばで幼稚園、小中学校も同じでした。彼女の家族とは家族ぐるみ以上の関係で彼女は私実家に何年か暮らしていたほどです。Yがそんなことになりニュージーランド移住計画はまた中断していましたが、長男がなんと「ニュージーランドへ移住してパイロットになりたい」と言いだしたのです。なぜか分かりませんが、そうして再びNZへの移住を考えるようになりました。

そんなある日、偶然Yのお母さんと会う機会がありました。2013年の8月のことでした。
迷いましたが、私は思い切ってお母さんに「NZへ移住したいと思っています」と伝えました。もしかすると反対するかもしれない、地震を思い出させるかもしれない、と思いましたが、思い切って打ち明けました。

お母さんは一瞬驚いた表情をしましたが、にっこりと笑い「良いところだから行っておいで」「NZなら大丈夫」と言ってくれたのです。そしてお母さんは「地震が起こった後の対応が素晴らしかった、NZの人たちはみんな親切で関係のない人々まですごく親切だった」言いました。

ものすごく近い、人がこのようなことに会っても、私がNZに行こうと考えていることについて「あなたには娘の分まで夢を追ってほしい」とお母さんが言ってくれました。ですから、私はYの見たNZの空、空気、人々、食べ物、木々や山、海を体感しようと考えています。

一旦は諦めかけたNZ移住ですが、Y、彼女のお母さんの応援があったことで是非実現させたいと思っています。
11月半ばにNZに面接に行きたいと思っていますが、お会い出来れば嬉しいです。

電気工事士さんのコラムが掲載

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