今回はNZで盛んなボランティアについてお話したいと思います。
正規の社員ではなくボランティアに頼って運営している業界がありますが、代表的なのは「ソーシャルワークの業界」でしょう。
ソーシャルワーカーと⾔っても⾊々ありますが、⼀般的には⽇本の⺠⽣委員さんのように⾼齢者やトラブルを抱えた家庭を訪問してヒアリングし問題に対処されるお仕事という感じですね。
このようなところではボランティアで就労している⼈が多く、外国⼈がこの業界で職を得るにはかなり難しいと⾔えるでしょう。
これらのボランティアを押しのけて採⽤されるためにはなかなかハードルが⾼くなるでしょう。
必要なスキルとして、
・⾼度な英語⼒
・ソーシャルワーカーとしての⼗分な職歴、経験
・NZの⽂化を知っている必要がある
が必要です。
ソーシャルワークと⾔うのはカウンセリング⼒も必要とされるので、カウンセリングの経験があるというのもアピール材料になるでしょう。ただし⽇本でのサポートではあまり意味がありません。
問題を抱えている⼈達へヒアリングして問題解決のためにサポートしていかなければいけません。ですので、クライアントさんが⾔っていることを聞き違えては良いサポートは出来ません。⾼度な英語⼒が必要になります。
英語でネイティブのクライアントさんをカウンセリング出来る英語⼒でなければアピールにはならないでしょう。
ということで、ソーシャルワーカーとしての仕事探しはあまりお勧めできません。
(アメリカなどで学位博⼠号取得の⽅はチャレンジされてみると良いとは思います。)
似ている職種としてコミュニティワーカーというのがあります。これはソーシャルワーカーと仕事が被るところがありますが、イメージとしてはソーシャルワーカーを補完する仕事という感じです。
それから福祉施設でのサポート業務も含まれます。 福祉施設はさまざまで家庭内暴⼒、⼦供の保護、障害者さんへのサポートもソーシャルワーカーの仕事になっています。
こちらもボランティアに頼って運営している団体が多く、フルタイムで仕事を得るにはなかなかハードルが⾼いですが、ある程度の英語⼒(アイエルツ5.5〜6)があれば可能性はあるでしょう。
ボランティアが沢⼭働いている分野ではなかなか厳しいですね。