農業での就職活動レポート

「ニュージーランドで農業で就職なんて出来ないだろう」
と、どうも⼀般的に?思われているようですが、そう思うのがもっとも普通かもしれませんね。
・⼤規模農業だし、
・でかいトラクターとか乗れないといけないし、
・農薬の知識もないし、
・英語も話せないし。。
など、不安な部分はあります。

実際、NZはほとんどが⼤規模農場ですし、⼩さな農家であっても10ヘクタールぐらいはあります。
そうなると当然トラクターは乗れないといけない訳です。
そして農薬も散布しています。

ではNZで農業で就職出来ないのか?というと、ニーズがあればチャンスありで、⼤規模農業でも⽇本スタイルの⾃然農で栽培したいと思っている需要があるのです。

ここで証拠をお⾒せできないが残念ですが、⽇本人⾃然農法の⽅がNZで就職活動を⾏い内定を取得されました。
採⽤された背景には
・NZはオーガニック好きな⼈が多く、
・専⾨のスーパーもあり、
・ローフードなども流⾏の兆しを⾒せている
ことから、オーガニック野菜が今後⼤きなマーケットになるだろう。という思惑があったのかもしれません。

ということで、⽇本で農業をしている⼈にとってニュージーランド農業で仕事が⾒つかる可能性はある、ということが分かりました。

残念ながら、内定を決めた⽅は諸事情によりNZへの渡航を諦めることになったのですが、⽇本で農業の経験がある⼈は就職の可能性はあるでしょう。

ちなみに内定を得られた会社は⽇本にも野菜を輸出している⼤規模農業の会社で、農薬ももちろん使っているが、無農薬野菜の需要を⾒越して⽇本⼈の⾃然農業を取り⼊れたいという考えを持っていました。

ただし、注意点として只の労働者という肩書ではビザ的にダメらしいです。

ビザアドバイザーのYOKOさんによるとマネージャー的なポジションでなければ労働ビザ取得は難しいようなので、まあ、そこは探すとして、会社が求める技術を何か例えば、

・農業機械の扱いに慣れている
・農薬/無農薬栽培に関する知識
・⾃然農法で全て野菜を作ることが出来る
・⽇本側に販売ネットワークを持っている
・販売も得意だ

など、なんらかしかの売りになるものは必要です。

そして会社(オーナー)の経営理念に同意出来ること。これが農業では⼤きなポイントです。
中にはもちろん農薬を使うところもありますし(というかほとんど農薬を使っている)、野菜をただ⼤規模に作って売ってお⾦儲け的な感じでやっているところも実際にあります。それはもちろん経営者としては普通なのですが、「無農薬・オーガニックで!」という⼈とは基本的に考え⽅が違いますよね。

いくつか農家(会社)尋ねて驚いたのですが、⽇本の福岡正信さんのことを知っているNZ経営者に会いました。実際に福岡さんの著書を呼んでいる⼈もいたりして、ここでもジャパニーズブランドの⼒を実感することとなった就職活動でした。。

関連記事

  1. オーガニック農業について

  2. 農業で就職可能なのか?

  3. ニュージーランドパーマカルチャーについて