税関での経験を生かしてNZ企業から内定――Hさんの就職活動

今回は、日本の税関で長年働いてきたHさんが、これまでの経験と英語力を生かし、ニュージーランドの企業から内定を取得した事例をご紹介します。

Hさんが目指したのは、税関と同じ仕事ではありませんでした。事務、情報分析、海外機関との連絡・調整など、ご自身が積み重ねてきた経験を、民間企業で生かすための挑戦でした。

税関で培った、幅広い実務経験

Hさんは、日本の大学を卒業後、税関職員として長年勤務されていました。

担当業務は、輸出入に関する手続きや書類の確認だけではありません。情報の収集・分析、報告書の作成、国内外の関係機関との調整、国際会議の準備・運営、広報など、幅広い仕事に携わってきました。

海外出張に伴う航空券や宿泊の手配、総務業務などの経験もあり、正確に事務を進める力と、関係者と協力して仕事を動かす力をお持ちでした。

NZの税関で働いた経験と、IELTS7.0の英語力

Hさんには、2015年から2016年にかけて、約半年間ニュージーランドの税関へ派遣された経験もありました。

現地では、情報部門や調査部門の業務に関わり、ニュージーランド側との情報交換などに携わっていたということです。

日本での勤務でも海外機関とのやり取りや国際会議への参加経験があり、IELTSでは総合7.0を取得されていました。

英語の試験結果に加えて、実際に英語を使って専門的な仕事を進めてきた経験が、Hさんのアピール材料でした。

2022年、現地を訪れて複数の企業と面談

Hさんは、2022年に当社のサポートを通じて就職活動を進められました。

事務やアシスタントなどの職種を対象に企業へアプローチし、同年8月末から9月にかけてニュージーランドを訪問。滞在中は複数の企業と面談し、中には二次面接へ進んだ会社もありました。

面談では仕事内容だけでなく、会社の雰囲気や、実際に働く人たちとの相性も確認されていました。海外で新たな生活を始めるうえで、ご自身が働く職場を直接見られたことにも意味があったと思います。

種子関連企業のS社から内定

その中で、採用に向けて話が進んだのが、種子関連企業のS社でした。

Hさんは2022年9月9日に同社を訪問し、担当者と対面で面談。その後、会社側から採用に向けて手続きを進めたいとの連絡がありました。

帰国後には、Hさんから「無事に内定取れて本当に良かったです」とのご報告をいただきました。

S社は、オークランド南部に拠点を置き、トウモロコシやスイートコーンの種子生産、育種に関わる栽培サービスなどを提供する会社です。試験的な生産から商業規模の生産まで扱っています。

採用に向けた応募書類では、事業開発に関わるポジションに対し、Hさんの事務能力や関係機関との調整経験、英語での対応力を伝えていました。

これまでの仕事を、別の業界で生かす

Hさんの税関での仕事と、種子関連企業の事業は、一見すると異なる分野です。

しかし、情報を正確に整理すること、必要な書類を作成すること、相手の意図を理解して連絡・調整すること、複数の仕事を計画的に進めることなど、別の業界でも生かせる経験がありました。

新しい分野への挑戦を、内定につなげたHさん

長年の実務経験と英語力を土台に、現地へ足を運び、複数の企業と面談したHさん。これまでとは異なる業界で、ご自身の経験を生かせる機会につなげられました。

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