介護福祉士の経験を生かしてNZへ――内視鏡専門施設から内定を取得したAさん

日本で長年、介護の仕事に携わってきたAさん。これまでの経験を生かし、ニュージーランドでの就職と、ご家族での移住を目指して就職活動に取り組まれました。

2022年に現地で面接を受け、2023年には南島の内視鏡専門施設と雇用契約を締結。同年3月には、ご本人とご家族のビザが承認されました。

今回は、介護の経験を土台に、新しい分野の仕事へとつなげたAさんの歩みをご紹介します。

日本で長く介護職として勤務

Aさんは、2003年から日本の医療法人や介護事業者で勤務され、2013年には介護福祉士の資格を取得されました。

食事や入浴、着替え、移動の介助に加え、利用者の状態の観察や記録、ご家族への対応など、幅広い業務を経験していらっしゃいました。

一人ひとりの身体状況に合わせた支援や、医療・介護のスタッフと連携することも、これまでの仕事の大切な部分でした。

また、カナダでのワーキングホリデー経験もあり、海外で働き、生活した経験をお持ちでした。

現地での面接から、希望していた職場へ

Aさんは、2022年夏に弊社の就職サポートをご利用いただき、同年11月にはニュージーランドで現地面接に臨まれました。

面接先の一つが、南島にある内視鏡専門施設、Sセンターでした。

その後、採用条件や必要な手続きを確認しながら話し合いを進め、2023年1月には正式な雇用契約書が届きました。

Sセンターは、Aさんが希望されていた職場だったということでした。契約書が届いた際には、胸をなで下ろしているとおっしゃっていました。

就職活動では、面接後もすぐにすべてが確定するとは限りません。返事や手続きの進展を待つなかで、不安を感じる時期もありましたが、希望する職場との契約にたどり着かれました。

内定先は、胃・大腸の内視鏡検査を行う専門施設

Sセンターは、胃カメラや大腸内視鏡による検査・治療を行う医療施設です。

Aさんが採用されたのは、内視鏡の再処理部門に関わるHealth Care Assistantのポジションでした。

内視鏡の再処理とは、使用した内視鏡を洗浄・消毒し、次の検査で安全に使用できる状態に整える業務です。検査を支える、衛生管理上も大切な仕事です。

日本で経験してきた介護業務と同じ仕事内容ではありませんが、医療・介護の現場で培った衛生意識や、手順に沿って丁寧に仕事を進める姿勢を土台に、新しい分野へ挑戦されました。

内定後も、新しい仕事に向けて準備

Aさんは、採用の話が進むなか、日本で内視鏡の洗浄方法について学び始めていらっしゃいました。

経験のある介護分野にとどまらず、就職先で求められる仕事を理解し、準備を進めようとされていたことが印象的でした。

また、英語の勉強や渡航に必要な手続きにも取り組んでいらっしゃいました。

就職活動と並行して、新しい仕事への準備も進める。その積み重ねが、現地で働くための土台になっていったのだと思います。

ご家族との生活も考えながら

今回の挑戦は、Aさんご本人の就職だけでなく、ご家族での新生活に向けたものでした。

住まい探し、通勤方法、お子さんの学校や保育先など、仕事以外にも考えることが数多くありました。

雇用主とのやり取りでは、ご家族の渡航や生活準備を踏まえて、勤務開始時期を相談されていました。正式な契約書を送ってくださった担当者も、渡航日が分かった段階で開始日を調整できると伝えてくださいました。

ご家族で移住する場合には、仕事を始めるための準備と、生活を整える準備の両方が必要です。Aさんも、一つひとつ確認しながら進めてこられました。

2023年、ご本人とご家族のビザが承認

2023年3月1日には、Aさんの就労ビザが3年間で承認されました。続いて、ご主人とお子さんたちのビザも承認され、ご家族での渡航に向けた大きな節目を迎えられました。

ここまでの道のりを振り返り、Aさんは、短い間にも本当にいろいろなことがあったとおっしゃっていました。そして、これからもさまざまなことがあると思うけれど、前向きに楽しんでいきたいと伝えてくださいました。

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