なぜ、私がシビルエンジニアとして働いているのか?お話するのは大切と思いますので、少しそのお話をしたくメールいたしました。

私は9,10歳のころには既にシビルエンジニアになりたいと思っていました。
というのも私の祖父母の家は田舎にあるのですが、道路の状態はあまり良くなく、デコボコの道を片道3,4時間かけて行かなければいけなかったのです。

雨季のシーズンなどそれは大変でした。ぬかるみにはまると抜け出すのに大変で母も車を下りて車を押していたものです。

小さい時からそんな両親を見ていた私は「大人になったら、僕がきれいな道にしてあげるよ」と両親、祖父母に言ってあげていたのです。

その後、私の2人の兄達は医者になりましたが、私は医学にはまったく興味がありませんでした。

幸い私は数学や物理が得意で大学でシビルエンジニアを専攻することが出来ました。
そしてエンジニアになった私は本当に偶然ですが、祖父母の街までの舗装工事のプロジェクトマネージャーになったのです。

まさに子供のころ言っていたことが実現したのですが、祖父母が大変喜んでくれたことは本当にうれしかったです。整備後は1時間で祖父母の家に行けるようになりました。

私の国はあまり大きな国ではありません。20年以上仕事をするうちに、親戚や多くの友人の街の道路を整備し、そして国中のハイウエイと橋を作ってきました。

教師だった両親は子供のころから私に、
・仕事を引き受けたら誠実に完成させろ
・仕事を依頼してきた人の事を考え彼らが望むものを提供しろ
・彼らが満足するように自分の全力を尽くせ

と常に私たち兄弟に言ってきました。

両親は何が生きる上で大切かを教えてくれました。そしてそれは私の仕事に大きな影響を与えました。

私たちの仕事はまさに皆が満足する物を提供することが大切です。
良い仕事をすればすべての人たちが私たちの仕事に感謝してくれます。

両親の友人や親せきは
「あなたの息子はすばらしい仕事をしているね。私の街の道もあなたの息子さんが直してくれたよ」
と両親に声をかけているようです。

両親はとても喜んでいますが、彼らにとって私はいつまでも子供なのでしょう。
今だに「きちんと責任を持って仕事しなさい。自分の街のような気持ちで仕事をしなければいけないよ」と言ってきます。
両親は私の事をとても誇りに思ってくれていていますが、嬉しいことに妻の両親も誇りに思ってくれています。
双方の両親が喜んでくれる仕事を出来ることが大変嬉しく思っています。

現在、妻の妹家族はロトルアに住んでいますが、是非NZで良い仕事をして妻の妹家族が誇れるような仕事が出来たらと思っています。NZで良い仕事をすれば母国の両親も喜んでくれるでしょう。

自分たちの街、祖父母が住んでいる街だと思って仕事をすることが大切思っています。
あなたの会社で募集をしていましたら是非お会いできれば嬉しく思います。

電気工事士さんのコラムが掲載

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