息子の高校進学で、ラグビーの盛んなNZにやって来ました。
日本での仕事経験により、こちらNZで簡単に就職先は見つかるだろうと思っていました。
息子のサポートと言うことで、先ずはガーディアン・ビザを取得して滞在して、日本食レストランでパートタイムの仕事をしながら、Trade Me、Seekなどのオンラインの求人サイト、地元の求人センター、電話帳で就職先を探していましたが、なかなかオファーが無く、ビザ・アドバイザーに相談をしました。
日本での勤務経験からNZで人材が不足している職種であるElectrician(電気工事士)を提案されて、資格取得のために学校に通いました。英語学校1年、工業系の専門学校1年を経て、電気工事士の資格を取得出来る目途がたったために、就職サポートに依頼をして、就職先を探して貰いました。
先ずは、日本での仕事経験、趣味のラグビー、人柄の特徴をオンラインのインタビューで情報収集し、自己紹介用のwebサイトを作成して貰いました。そして、居住しているオークランドを中心に広いネットワークを使い多数の会社にアプローチをしていただきました。
NZでの就職は、人のコネと言うのが、効果的であるとインターネットの情報にあるように、オンラインの求人サイトで応募しても反応が無かったのに、複数の会社から面接のオファーがあり、驚きました。
勤務地、仕事内容などの条件とビザのサポート、Electrician免許取得のサポート(助手)をしてくれる会社を面接やメールでの問い合わせで絞り込み、諦めかけていた就職をすることが出来ました。2年半のワーク・レジデンシャル・ビザも取得出来ました。
日本で勤務をしていた時に海外(中国、インド、インドネシア)出張をたくさん経験していて、英語には自信があったのですが、専門学校の入学条件のレベルには達していなかったこと、仕事の経験年数は多いが資格・免許を持っていなかったことがNZに来てみて判ったことで、4人いる子供のうち、3人がNZに留学したことも来る前とで大きく変わった点です。
思った通りに行かないのが人生ですが、事前準備の大切さを思い知りました。
美しい環境と気取らないシンプルな生活スタイルが気に入り、日本・東京よりも熱くなく、寒くも無い生活で末永く暮らしたいと思うようになりました。