「ビジネス系の専門学校を卒業したばかりです。ニュージーランドで事務職に就職できるでしょうか?」
結論からいうと、実務経験のない新卒者が、ニュージーランドで事務職に就くのは基本的に難しいと考えています。
ニュージーランドには、日本のような新卒一括採用の仕組みがほとんどありません。採用では「学校で何を学んだか」だけでなく、「入社後、どの業務を担当できるか」が重視されます。
事務職は特別な資格を求められない求人もありますが、その分、応募者も多くなります。雇用主から見ると、同じ事務職への応募者の中に実務経験者がいれば、経験のない新卒者が選ばれるのは簡単ではありません。
特に、経営やマーケティングを学んだだけで、「マネジメントができます」「マーケティングを担当できます」と伝えても、実務経験がなければ説得力を持たせにくいでしょう。
事務職だけに絞らず、担当できる業務を具体的に伝える
ビジネス系の学歴を生かして応募するなら、単に「事務職を希望します」と伝えるだけでは不十分です。例えば、会計を学んでいる方なら、「事務業務に加えて、基本的な経理業務にも対応できます」といったアピールが必要です。
そのほかにも、応募先の仕事に合わせて、顧客対応、予約管理、Excelでのデータ整理、営業サポートなど、具体的にできることを示しましょう。学校での課題、アルバイト、インターンシップなどの経験があれば、それも実際の業務と結びつけて伝えることが大切です。
ただし、経理を学んだことと、実務で経理を任された経験があることは異なります。できることを大きく見せるよりも、使えるソフトや学習した内容、実際に経験した作業を正確に説明したほうが信頼につながります。
応募できる業界は幅広い
事務や経理補助、顧客対応の仕事は、引っ越し会社、バス会社、レンタカー会社、旅行会社、貿易会社、不動産管理会社など、さまざまな業界にあります。このように応募先を幅広く探せることは、ビジネス系の卒業者にとって一つの強みです。
しかし、応募できる会社が多いことと、採用されやすいことは別です。 実務経験のない新卒者が事務職だけを希望しても、就職は難しいでしょう。
業界を広く探しながら、「この会社で、事務に加えてどの仕事を担当できるか」を考え、応募先ごとに伝えることが重要です。
※ここでいう「ビジネス系」は、主に職歴のない方が学ぶディプロマや学部課程を想定しています。MBAについても、学位だけで採用が決まるわけではありません。これまでの職歴と学んだ内容を、応募先の仕事にどう生かせるかが問われます。





