日本の薬剤師がニュージーランドで働くには?3つの選択肢を整理

日本の薬剤師免許を持っていても、そのままニュージーランド(NZ)の薬剤師として働けるわけではありません。NZの薬局で働くことを目指す場合、薬剤師登録を目指す道と、別の職種で経験を積む道があります。ここでは3つの選択肢を紹介します。

1.インターン薬剤師を経て、NZの薬剤師を目指す

日本で資格を取得した薬剤師は、まずNZ薬剤師協会の事前審査を受けます。承認後、OPRA(海外薬剤師向けの知識試験)とNZPL(NZの薬事法規・倫理等を学ぶコース)を修了し、Intern Pharmacistへの登録を申請します。

登録が認められ、有効な実務証明書(APC)、研修先、就労可能なビザがそろえば、薬剤師の監督下でインターンとして働けます。監督下での調剤も業務範囲に含まれます。その後、所定の研修と審査を経て、NZの薬剤師登録を目指します。

2.薬局で働きながら、オンラインでテクニシャン資格を目指す

薬局の販売・接客などを担当するPharmacy Assistantとして経験を積み、将来的にPharmacy Technician(薬局テクニシャン)の資格を目指す方法です。NZの薬局で働きながらオンラインで学べる課程もあります。

ただし、Assistantとして働いているだけでは調剤を担当できません。また、学校によっては、入学時点で雇用が必要です。例えばOpen PolytechnicのLevel 4課程は、受講中にPharmacy Technicianとして薬局で週20時間以上働くことなどを条件としています。「Assistantとして採用されたら、そのまま入学できる」とは限りません。この道では、担当する仕事、就労可能なビザ、学校の入学条件を個別に確認する必要があります。

3.最初から通学型のテクニシャン課程で学ぶ

まずNZの学校に入学し、通学と薬局実習を通じてPharmacy Technicianの資格を目指す方法です。留学生を受け入れる通学課程を設けている学校もあります。

英語力、学歴・経験、学費、実習の条件は学校ごとに異なります。入学前に、卒業後の働き方も確認しておきましょう。

自分に合う道を選ぶために

NZで薬剤師として働くことが最終目標なら、1の登録ルートが中心です。まず薬局の仕事に関わりたい場合は、2や3も検討できます。ただし、テクニシャン資格を取得しても、それだけでNZの薬剤師資格に切り替わるわけではありません。

現在の英語力、就労できるビザの有無、学習に使える期間や費用によって、現実的な選択肢は変わります。資格・学校・ビザの条件をそれぞれ確認しながら進めることが大切です。

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