今回は、オーストラリアでマッサージセラピストとして働いていたKさんが、ニュージーランドで就職先を見つけ、就労ビザを取得するまでの事例をご紹介します。
就職活動の途中には、内定の取り消しという大きな出来事もありました。それでも、話し合いを続けていた別の勤務先とのご縁がつながり、現地で働くための一歩を踏み出すことができました。
オーストラリアで資格と実務経験を取得
Kさんは、2015年からオーストラリアでマッサージセラピストとして働いていました。
2016年には、シドニーの専門学校でリメディアルマッサージのディプロマ課程を修了。資格と現地での実務経験を積んだうえで、ニュージーランドでの就職を目指されました。
就職活動では、履歴書や資格証明に加え、勤務先からの推薦状なども準備されていました。
専門的な学習と、英語環境で実際に働いてきた経験の両方があることは、Kさんの強みでした。
マッサージ施設やスパなどと面接へ
2019年、Kさんはニュージーランドへの渡航に向けて就職活動を進めました。
マッサージ施設やスパ、ホテル関連の施設などから反応があり、現地での面接や採用に向けた話し合いにつながっていきました。
仕事内容だけでなく、勤務時間や雇用条件、長期的に働ける可能性も確認しながら、就職先を検討されていました。
採用準備が進む中で、内定が取り消しに
一度は、南島の勤務先で採用に向けた準備が進みました。
ところが、その後、内定が取り消されることになりました。
新しい生活に向けて話が進んでいた中での変更は、Kさんにとって大きな負担だったと思います。今後の方針を改めて考える必要があり、就職活動を続けること自体にも迷いが生じていました。
海外就職では、内定を取得しても、その後の調整が順調に進むとは限りません。Kさんの事例でも、就労開始までには、もう一段階の困難がありました。
話し合いを続けていたクリニックとのご縁
そのような状況の中でも、Kさんは北島にあるクリニックと連絡を取り続けていました。
新たな応募を広げることはいったん止め、その勤務先との話し合いに集中することを選ばれました。
その後、クリニックで働くためのビザ申請へと進みました。申請中には追加書類への対応もありましたが、必要な準備を進めながら、結果を待つことになりました。
3年間の就労ビザが認可
2019年7月、Kさんの就労ビザが認可されたとの連絡が入りました。
認可されたのは、3年間の就労ビザでした。
内定の取り消しや、その後の就職先の再検討を経て、ようやくニュージーランドで働ける状況が整いました。
Kさんからも、これまでのサポートに対するお礼のメールをいただきました。途中の難しい状況を知っていた私たちにとっても、安心するご報告でした。
専門性を生かし、次の機会につなげる
Kさんの就職活動を支えたのは、マッサージ分野の資格と、オーストラリアで積んできた実務経験でした。
一方で、専門性があっても、採用に向けた話が途中で変わることはあります。今回も、一度決まりかけた仕事を失った後、別の勤務先との話し合いを続ける必要がありました。
すぐに気持ちを切り替えられないときには、少し立ち止まり、今ある選択肢を整理することも大切です。
Kさんは、ご自身の状況を見つめ直しながら、連絡を続けていたクリニックとのご縁を就職につなげられました。
海外で身につけた資格や経験を生かして、ニュージーランドでの就職を目指す方にとって、Kさんの歩みは参考になるのではないでしょうか。
