お子さんの留学をきっかけに、ニュージーランドでの生活を始められたSさん。日本での仕事経験を生かして就職を目指しましたが、当初は思うように進まなかったということでした。
それでも、語学学校と専門学校で学び、現地で必要な資格の準備を進めながら就職活動を継続。2021年には空調設備会社への就職が決まり、2024年には永住権取得のうれしいご報告をいただきました。
きっかけは、息子さんの「NZでラグビーをしたい」という希望
Sさんがニュージーランドへ渡ったきっかけは、高校進学を迎える息子さんが、ラグビーの盛んなニュージーランドで学びたいと希望されたことでした。
その挑戦を支えるため、Sさんも一緒に現地へ渡られました。
日本では海外出張も数多く経験されていたため、これまでの職歴を生かせば、現地でも就職先が見つかるだろうと考えていらっしゃったということでした。
しかし、実際の就職活動は、想像していたほど簡単ではありませんでした。
経験があっても、なかなか内定につながらなかった
Sさんは、求人サイトや地元の求人センターなどを利用し、ご自身で就職先を探していらっしゃいました。
それでも、なかなか採用の申し出がなく、ビザアドバイザーに相談。日本での勤務経験を踏まえ、電気工事士としての就職を目指す方向で準備を進めることになりました。
そこで課題となったのが、英語力と現地の資格でした。
海外出張の経験から英語には自信があったものの、専門学校の入学に必要な水準には達していなかったということでした。また、仕事の経験年数が長くても、それだけで現地の資格や免許を持っていることにはなりません。
Sさんは、語学学校で1年、工業系の専門学校で1年学び、資格取得に向けた準備を進められました。
学び直しを経て、複数の面接へ
現地の資格取得に向けた見通しが立ったところで、弊社の就職サポートをご利用いただきました。
その後、複数の会社から面接の機会を得ることができました。ご自身で求人サイトから応募していたときには反応がなかったため、面接につながったことに驚かれたということでした。
選考では、勤務地や仕事内容に加え、電気工事士として資格取得を進めるためのサポートを受けられるかどうかも確認していきました。
最終的には、ご自宅から通いやすく、条件の合う会社への就職が決まりました。Sさんは、一時は諦めかけていた就職を実現できたとおっしゃっていました。
就職先は、サーバールームなどの空調を支えるI社
Sさんの就職先は、オークランドにある空調設備会社、I社です。
同社は、データセンターやサーバールームの冷却設備、商業施設の空調設備などについて、設計・設置・保守を手がけています。コンピューターやサーバーが安定して稼働できるよう、温度や湿度を適切に保つ環境づくりを支える会社です。
採用時に提示された職務内容には、空調・電気設備の設置、配線や配管、点検、故障の調査、修理や部品交換などが含まれていました。
一般住宅の電気工事だけでなく、空調設備と電気の技術が重なる分野での就職につながった事例です。
2021年に就労ビザを取得、2024年には永住権取得へ
2021年6月には雇用契約の手続きを進め、同年7月には電気工事に関するLimited Certificateの発行、8月には就労ビザ取得のご報告をいただきました。
その後、2024年10月には、Permanent Resident Visaの申請が承認されたとのご連絡がありました。
最初からすべてが順調だったわけではありません。就職先が見つからない時期を経験し、英語と専門分野を学び直し、現地で必要な準備を重ねてこられました。
その歩みを知っているだけに、永住権取得のお知らせは、私たちにとっても大変うれしいものでした。Sさん、本当によく頑張られました。
お子さんの留学から、ご自身の新しい人生へ
息子さんの挑戦を支えるために始まったニュージーランド生活は、Sさんご自身の新しい仕事と暮らしにもつながりました。
現地で生活するなかで、美しい環境や気取らない生活スタイルを気に入り、長く暮らしたいと思うようになったということでした。
Sさんは、今回の経験を通じて、事前準備の大切さを実感したとおっしゃっていました。
日本での経験を土台にしながら、必要なことを学び直し、諦めずに進んでいく。Sさんの歩みは、お子さんの留学をきっかけに、ご自身もニュージーランドでの就職や移住を考えている方にとって、参考になるのではないでしょうか。





