日本で電気工事の経験を積み、ニュージーランドでの就職と家族での移住に挑戦されたIさん。2014年に現地企業から内定を取得し、2015年にはご家族とともにニュージーランドでの生活を始められました。
英語での講習や資格の勉強に苦労しながらも、仕事と生活を一歩ずつ積み重ね、2017年には居住権取得のうれしいご報告をいただきました。
何から始めればよいのか分からなかった移住準備
ニュージーランドへの移住を考え始めた当初、Iさんは、仕事やビザ、住まい、お子さんの学校など、何から準備を始めればよいのか分からなかったということでした。
英語の壁も感じ、職種を変えることまで考えていらっしゃいました。
ご相談を重ねるなかで、日本で経験を積んできた電気工事士としての就職を目指し、準備を進めていくことになりました。
電気工事士として現地企業から内定
その後、Iさんは2014年に現地の電気工事会社から、電気工事士のポジションで内定を取得されました。
同年12月には雇用契約書が届き、署名や必要な手続きを進めていきました。翌2015年3月にはニュージーランドへ渡航し、南島でご家族との新しい暮らしが始まりました。
内定を取得しても、渡航後には住まいや生活環境を整える必要があります。Iさんも、一つひとつ確認しながら、仕事に集中できる環境をつくっていかれました。
就職先は、家族経営の電気工事会社
Iさんの就職先は、南島のカンタベリー地方を拠点とする電気工事会社、W社です。
同社の公式サイトでは、家族経営の会社として、住宅・商業施設・産業施設の電気設備工事を手がけていると紹介されています。Iさんは、この会社で電気工事士として現地での仕事を始められました。
ご家族にも温かく接してくれた雇用主ご夫妻
渡航後のメールからは、雇用主ご夫妻がIさんだけでなく、奥様やお子さんたちにも親切に接してくださった様子が伝わってきます。
Iさんは、ご主人の優しさや奥様の細やかな気配りに、ご家族で感謝しているとおっしゃっていました。ご夫妻のお子さんの誕生会を楽しみにされていたこともあり、仕事以外でも交流があったようです。
また、講習に必要な本が見つからず困っていた際には、雇用主の奥様が、社内の見習いスタッフが持っていないか確認してくださるというやり取りもありました。
慣れない国で仕事と生活を始めるなか、こうした気遣いは、Iさんにとって心強い支えになったのではないでしょうか。
働きながら、英語での学習にも挑戦
現地での仕事が始まってからも、電気工事に関する講習や資格の勉強が続きました。
Iさんが苦労されていたのは、英語で専門的な内容を学ぶことでした。仕事の経験があっても、講習の説明や専門用語を英語で理解するとなると、また違った難しさがあります。
それでも、周囲の支えを受けながら、仕事と学習を続けていらっしゃいました。
内定取得は大きな節目ですが、その後も現地の環境に慣れ、新しい知識を身につけていく努力が必要です。Iさんは、その一つひとつに向き合ってこられました。
ご家族も少しずつ現地の暮らしに
新しい環境への挑戦は、Iさんだけではありません。奥様やお子さんたちも、ニュージーランドでの生活に少しずつなじんでいきました。
休日にはご家族で買い物やファーマーズマーケットに出かけたり、現地でできた友人と食事を楽しんだりされていたということでした。
特に印象的だったのは、お子さんたちが英語でやり取りするようになったというご報告です。ご自身がメールを書いている隣で、お子さんたちが英語で言い合いをしている。その光景は、移住前には想像していなかったとおっしゃっていました。
仕事の話だけでなく、こうしたご家族の日常を伺えることも、サポートする私たちにとってうれしいことです。
2017年、居住権取得の知らせ
2017年7月には、居住権取得の知らせを受けたとのご報告がありました。
吉報のメールを見たとき、Iさんは思わずガッツポーズをされたそうです。お子さんたちは大喜びし、奥様もほっとしたご様子だったということでした。
内定取得から渡航、現地での仕事、英語での学習、そしてご家族の生活づくり。さまざまな課題に向き合ってきたからこそ、ご家族にとって大きな喜びと安心につながったのだと思います。
Iさん、ご家族の皆さま、本当によく頑張られました。
日本で培った仕事の経験を生かしながら、現地でも学び続けること。そして、ご家族で支え合い、新しい暮らしを築いていくこと。Iさんの歩みは、電気工事士としてニュージーランドへの就職や家族での移住を目指す方にとって、参考になるのではないでしょうか。





