日本での自動車板金の経験を生かし、ニュージーランドでの就職に挑戦されたIさん。
2018年に現地企業を訪問し、ウェリントンの自動車板金・塗装会社から内定を取得されました。その後、就労ビザの審査では追加資料の準備に苦労されましたが、2019年2月には無事に承認されたとのご報告をいただきました。
今回は、現地での面談から内定、そしてご家族との新生活に向けた準備までをご紹介します。
日本での板金経験を生かして就職活動
Iさんが目指したのは、ニュージーランドで「Panel Beater」と呼ばれる自動車板金の仕事でした。事故などで傷んだ車体やパネルを修理し、車の形状を復元する職種です。
日本での板金経験を土台に、現地企業への応募を進めていきました。
ただ、経験があれば、どの会社でも採用につながるわけではありません。熟練の板金工を求める企業では、採用に至らないこともありました。
そうしたなかで、Iさんの応募資料に関心を持ち、面談の機会を設けてくれたのが、後に内定先となるT社でした。
現地で会社を訪問し、内定へ
T社とは、当初オンライン面談の日程調整を進めていました。その後、Iさんがニュージーランドへ渡航し、2018年9月に直接会社を訪問されました。
訪問後のお礼メールでは、会社で有意義な時間を過ごせたことや、同社の仕事に関心を持ち、ぜひ働きたいという気持ちを伝えていらっしゃいました。
それに対して採用担当者からは、正式なオファーレターを準備するという返信がありました。さらに、チームの一員として迎えることを楽しみにしているという言葉も届き、雇用契約の手続きへと進んでいきました。
実際に会社を訪問し、働く環境や担当者に接したことが、Iさんにとっても就職への意思を固める機会になったようです。
就職先は、地域の自動車板金・塗装会社
内定先のT社は、ウェリントンにある自動車板金・塗装会社です。
事故車の修理や車体の板金・塗装を手がけ、保険会社への見積もり提出や保険請求に必要な書類の対応も行っています。地域の車の所有者を支える修理会社です。
Iさんに提示された職務内容には、損傷したパネルの取り外し、へこみの修正、傷んだ部分の交換、溶接、修理した面の研磨、パネルの取り付けなどが含まれていました。
日本で経験した自動車板金の技術を、現地での仕事につなげる機会となりました。
採用後も気にかけてくれた担当者
メールのやり取りからは、T社の採用担当者が、内定後もIさんの状況を気にかけてくださっていたことが分かります。
ビザの手続きが進むなか、担当者からは、審査の進み具合や、何か手伝えることがないかを尋ねるメールが届いていました。仕事やウェリントンでの生活について、質問があれば相談してほしいという案内もありました。
住まい探しについても、物件を探せるサイトを紹介し、地域について分からないことがあれば連絡してほしいと伝えてくださっていました。
海外での就職では、仕事の条件に加え、こうした相談のしやすさも心強いものです。ご家族での移住を準備するIさんにとって、安心につながる対応だったのではないでしょうか。
ビザ審査では、過去の職歴を証明する資料が課題に
内定取得後は、就労ビザの申請を進めていきました。
しかし、Iさんの板金経験は当時から15年以上前のもので、審査では追加の証明資料を求められました。古い職歴に関する資料をそろえることは容易ではなく、準備に苦労されたということでした。
内定を取得しても、その後の手続きがすぐに完了するとは限りません。Iさんも、ビザの承認まで時間を要し、不安のある期間を過ごされました。
それでも必要な対応を続け、2019年2月には、3年間の就労ビザが承認されたとのご報告をいただきました。
ご家族で喜んだ、新生活への一歩
ビザ取得のご報告では、ここまで時間がかかって大変だったものの、ニュージーランドへ行けるようになり、ご家族で喜んでいるとおっしゃっていました。
その後は、現地での住まい探しなど、新生活に向けた準備を進めていらっしゃいました。
現地企業との面談、内定取得、過去の職歴を証明する資料の準備、そしてビザの承認。一つひとつの課題に向き合いながら、ここまでたどり着かれました。
Iさん、本当によく頑張られました。
