「ニュージーランドで、料理やお菓子作りに関わる仕事をしたい」
今回は、ニュージーランドで調理を学び、現地の飲食店で働いた経験を生かして、クライストチャーチで就職活動をされたNさんの事例をご紹介します。
NZで調理を学び、現地の職場で経験を積む
Nさんは、ニュージーランドの教育機関で調理を学び、2015年に「Diploma in Professional Cookery」を取得されていました。
また、現地のカフェでの勤務経験もありました。最初はパートタイムのキッチンハンドとして働き始め、食材の準備や調理、接客、清掃など、店の運営に関わる幅広い業務を経験されていました。
当時の雇用主からの推薦状には、誠実さや信頼性、チームで働く姿勢が評価されていました。一緒に働いた方からも、仕事を丁寧に覚え、人の話をよく聞き、最善を尽くす方だと紹介されています。
調理の学びに加え、現地の職場で積み重ねた経験と、周囲からの評価があることは、Nさんの強みでした。
料理を仕事にする理由を持っていた
Nさんにとって、料理は単に食事を作る作業ではありませんでした。
家族との食の思い出を通じて、食事が日々の暮らしを支える大切なものだと感じていたNさん。おいしさだけでなく、栄養のバランスや見た目にも気を配り、お客様に喜んでもらえる料理を届けたいという思いを持っていました。
また、陶芸やテキスタイルなどにも関心があり、街歩きで得たアイデアをスケッチに残し、料理の発想に生かしていました。
何ができるかという技術面に加え、どのような思いで料理に向き合っているかも、Nさんの人柄を伝える要素でした。
複数の面接で、仕事内容と条件を確認
2015年11月、Nさんはクライストチャーチで、レストランやカフェなどの雇用先と面談を重ねていきました。
面接では、ペイストリーやベーキングに携わりたいという希望を伝えながら、実際に担当する仕事や勤務条件を確認されていました。
雇用先によっては、夏は十分な勤務時間を確保できても、冬は難しいという話もありました。また、希望する部門にはすぐに空きがないというケースもありました。
「働きたいと思える職場か」に加え、「どの仕事から始めるのか」「継続して働ける条件か」を見極める必要があったのです。
まず仕事を決め、その後ベーカリーへ
ある雇用先との面談では、最初は仕込みを担当し、その後、働きぶりを見て適したセクションを検討するという説明がありました。
希望するペイストリーやベーキングの部門も、その時点では人員がそろっていましたが、空きが出た際には担当できる可能性があるとのことでした。
Nさんは複数の選択肢を検討したうえで、2015年12月初めには一つのジョブオファーを受けることを決められました。
さらに同月下旬のやり取りでは、翌週からベーカリーへ移る予定であることが確認されています。
最初から希望する部門に入れるとは限らない中でも、就職後に希望に近い仕事へ進むことにつながった事例です。
調理分野でのNZ就職を考えている方へ
Nさんの事例では、現地で取得した調理の資格、飲食店での実務経験、過去の職場からの推薦が、就職活動の土台になっていました。
また、希望する仕事内容を伝える一方で、すぐにその部門で働けるとは限らないことも踏まえ、実際の業務や勤務条件を確認しながら選択されていました。
料理やお菓子作りの仕事を目指す場合、資格だけでなく、職場で何を担当してきたか、どのようにチームに貢献してきたかという経験も大切です。
学びと実務経験を積み重ね、自分の希望と雇用先の事情をすり合わせて仕事につなげた、Nさんの就職事例です。
