コロナ禍を越えてNZの教員へ――諦めずに挑戦し、永住権を取得したOさん

ニュージーランドでの就職は、経験や資格があっても、思いどおりに進むとは限りません。Oさんの場合、学校との出会いがあった後に、コロナ禍による入国制限が大きな壁となりました。

それでも目標を諦めず、学校とのつながりを大切にしながら挑戦を続け、現地での就職を実現。2023年4月には、永住権取得の嬉しいご報告をいただきました。

日本とオーストラリアで培った教育経験

Oさんは、日本とオーストラリアの学校で教育経験を積んできた方です。

日本では大学教育学部の小学校教員養成課程で学び、その後、応用言語学と教育の修士号も取得されました。幼児から中高生まで幅広い年代を教え、東京のインターナショナルスクールでは、幼児教育に約6年間携わっていました。

日本だけでなく、オーストラリアの学校でも働いた経験があり、英語で子どもたちを指導できることも強みでした。

ニュージーランドで働くにあたっては、オーストラリアで取得した学位を基に教員登録を進められました。必要書類の認証やTeaching Councilとのやり取りにも、時間と労力をかけて取り組まれていました。

現地で出会った学校とのつながり

2020年、Oさんはニュージーランドで就職活動を行い、学校や幼児教育施設との面談を進められました。

その中で出会ったのが、A校です。採用に向けて話が進む中、Oさんも、この学校と出会えて良かったと感じていらっしゃいました。

しかし、その後、新型コロナウイルスの影響で状況が一変。ニュージーランドへ入国できず、予定どおりに現地で働き始めることが難しくなりました。

先の見えない中でも、学校との関係を続ける

渡航できない間も、Oさんは学校との連絡を続けていました。オンラインで顔を合わせ、日本から遠隔で学校をサポートするなど、つながりを保っていらっしゃいました。

いつ入国できるのか、いつ仕事を始められるのか。ご自身の努力だけでは解決できない問題が続き、不安やプレッシャーも大きかったことと思います。

それでも、ニュージーランドで教員として働くという目標を持ち続けられました。

2022年、再び届いたジョブオファー

2022年3月、A校から再びジョブオファーが届きました。Oさんにとって、長く待ち続けていた道が、ようやく開き始めた出来事でした。

契約や渡航に向けた準備を進め、その後はニュージーランドでの勤務を実現されました。

働き始めてからも、将来の仕事を確保できるかという不安があり、次の年度に向けて努力を続けていらっしゃいました。就職が決まった後も、一つひとつ課題に向き合ってこられた方です。

授業だけでなく、学校での役割も広がる

2022年末には、翌年のリーダーシップポジションに向けた準備や、日本への修学旅行の企画に取り組まれていました。

また、生徒や同僚と一緒にランニングのイベントに参加するなど、授業以外でも学校の方々とのつながりを築いていらっしゃいました。

これまでの教育経験を生かしながら、現地の学校で新しい役割にも挑戦されていたことを、私たちも嬉しく思いました。

2023年4月、永住権取得のご報告

そして2023年4月、Oさんから、永住権が無事に認可されたとのご連絡をいただきました。

これまで頑張ってきて良かったと心から思い、まずは諦めなかった自分を褒めたいというお気持ちを伝えてくださいました。

就職活動、コロナ禍、渡航を待つ時間、そして現地での仕事。長い道のりを振り返ると、私たちも感慨深いものがありました。

Oさん、永住権取得まで、本当によく頑張られましたね。辛い時期にも目標を見失わず、挑戦を続けたことが、こうして新しい生活につながったのだと思います。

ニュージーランドで教員として働きたい方にとって、Oさんの歩みは、教育経験や資格を準備することに加え、先の見えない時期にも粘り強く取り組むことの大切さを感じられる事例ではないでしょうか。

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