日本でのIT経験とNZでの学びを生かして就職――Nさんの就職事例

今回ご紹介するのは、日本で医療研究とITエンジニアの経験を積み、ニュージーランドでの留学を経て、データアナリストとして就職されたNさんです。

2016年に現地のIT課程を卒業し、企業との面談を重ねて内定を取得。同年11月から、ウェリントン地域の企業で新しい仕事をスタートされました。

医療研究からITエンジニアへ

Nさんは、日本で医療の研究職として約9年、その後ITエンジニアとして約7年働いた経験をお持ちでした。

ITの仕事を始めるきっかけは、病院向けの会計ソフト開発に携わる会社への採用でした。医療分野で培った知識を評価され、異なる分野へ踏み出したそうです。

当初はプログラミングの知識が十分ではありませんでしたが、先輩や同僚に質問しながら技術を身につけ、次第にプロジェクトリーダーとしての役割も担うようになりました。

開発から、お客様との調整まで経験

日本では、病院の会計・経営に関するソフト、治験データを管理するソフト、勤怠管理の集計ソフトなどの開発に携わりました。

お客様の要望を聞いて必要な機能を整理し、データベースの設計、開発、テスト、納品後の運用管理まで経験されています。

Nさんは、お客様との打ち合わせも好きだったそうです。技術を使って作る力に加え、相手が何を求めているかを理解し、形にする力も培ってきました。

NZでITを学び、現地就職へ

Nさんは2014年にニュージーランドへ渡航しました。スキューバダイビングへの関心も、渡航のきっかけの一つだったそうです。

その後、オークランドの大学で、Graduate Diploma in Information Technologyのソフトウェア開発分野を学び、2016年5月に卒業されました。

卒業後は就労可能なビザを持ち、現地でアルバイトをしながら、IT分野での就職活動を進めていきました。

日本での実務経験に、ニュージーランドでの学びを重ねての挑戦でした。

就職先は、水処理の技術とデータを扱うH社

Nさんが就職されたのは、ウェリントンにあるH社です。

水処理や排水処理に関する技術支援と、データ管理システムを手がける企業です。水処理設備の設計・改善、運転の最適化、調査・研修、運転情報を管理するソフトウェアなどが紹介されています。

水処理の分野では、設備に関する知識だけでなく、測定データや運転情報を整理し、状況を把握できる仕組みも必要になります。

Nさんには、医療研究、大学での水質検査に関する学び、IT開発という複数の背景がありました。ご本人も、これらの経験を生かして会社に貢献したいと考えていました。

データアナリストとして採用

Nさんが採用されたポジションは、**Data Analyst(データアナリスト)**です。

会社が扱う水処理やデータ管理の分野で、これまでのIT経験を生かす仕事につながりました。

採用前の面談では、雇用主から、まずは既存システムの不具合修正や小規模な変更などに取り組み、会社のシステムを理解してから、より大きなプロジェクトに携わってもらいたいという方針が説明されていました。

Nさんも、そのように段階を踏んで仕事を覚え、長く貢献していく働き方に前向きでした。

チームとの面談を経て、内定を取得

2016年10月には、経営者だけでなく、実際に一緒に働くチームのメンバーとも面談しました。

その後、雇用主から「チームから良いフィードバックがあり、一緒に働くことを楽しみにしている」という趣旨の連絡が届きました。

Nさんも、チームから前向きな返事をもらえたことに安心されていました。

11月には雇用契約書を受け取り、住まいや引っ越しの準備を進め、11月下旬から勤務を開始されました。

新生活や学習にも理解のある雇用主

就職先の雇用主は、住まい探しについても相談に乗ってくれました。通勤や暮らしを考えたエリアの情報を提供し、気になる物件があれば住所を送ってほしいと声をかけてくれています。

また、Nさんによると、英語試験の勉強が必要であれば、一時的な在宅勤務や週4日勤務への調整も可能だという申し出があったそうです。

仕事と新生活の両方を整えていく中で、こうした雇用主の理解は心強いものだったと思います。

試用期間を終え、次の目標へ

勤務開始直後は、緊張して気を張り続ける毎日だったそうです。それでも、周囲のスタッフは良い人たちだと感じ、会社に貢献したいという思いを持って仕事に取り組まれていました。

そして2017年2月、Nさんから試用期間が終了したという報告が届きました。CEOから受け取ったレターには「Well done」と書かれており、ほっとしたと伝えてくださいました。

その後は、英語試験やビザの準備など、将来の定住に向けた取り組みを進める予定とのことでした。

異なる分野の経験が、就職先との接点に

Nさんの事例では、日本でのIT開発経験に加え、医療研究や水質検査に関する背景も、応募先との接点になりました。

また、お客様の要望を理解する力や、チームと協力して仕事を進める経験もお持ちでした。採用にあたってチームとの面談が行われたことからも、専門性とともに、一緒に働く人との関係が大切だったことがうかがえます。

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