ニュージーランドでの就職では、自分の技術や経験が、雇用主の求める仕事とどう結びつくかが大切です。
今回ご紹介するSさんは、ソフトウェア開発やITコンサルティングなどの経験を持つエンジニアです。2025年春にニュージーランドを訪問して複数の企業と面談し、その後も話し合いを続け、同年11月にE社との雇用契約締結に至りました。
メールのやり取りをもとに、その経緯をご紹介します。
幅広い経歴の中から、ITの技術を生かせる仕事へ
Sさんは物理学の博士号を持ち、日本の大手電機メーカーでの勤務経験がある方です。半導体開発に携わった経歴のほか、ITコンサルティング、ソフトウェア開発、デジタルトランスフォーメーションに関する経験もお持ちでした。
ただし、今回の採用でポイントとなったのは、半導体開発の経験ではありません。E社が必要としていた開発に対応できることでした。
幅広い経歴の中でも、雇用主の具体的なニーズに合う技術が、採用の話につながりました。
2025年春、現地で複数の企業と面談
Sさんは2025年4月から5月にかけてニュージーランドを訪問し、複数の企業と面談しました。
企業によって、検討される仕事や採用までの進め方はさまざまでした。日本からのリモート業務を経て採用を検討する会社もあれば、将来の事業計画に合わせて話し合いたいという会社もありました。
好意的な反応があっても、すぐに雇用契約に進むとは限りません。仕事内容や採用時期、会社側の準備状況を確認しながら、話を進めていきました。
E社との現地面談が、その後の契約につながる
その中で、後に内定・雇用契約につながったのがE社です。
面談後、Sさんからは、先方に好意的に受け止めてもらえたと感じた、とのご報告がありました。その後、履歴書が社内で共有され、採用に向けた検討が進みました。
当初はすぐに採用するという話ではなく、年内の採用の可能性について話し合いたいという内容でした。現地で会ったことをきっかけに、時間をかけて具体的な雇用の話へとつながっていったケースです。
内定先はICT分野の小規模な会社
E社は、ICT分野のコンサルティングやウェブ関連のプロジェクトを手がける小規模な会社です。
採用に関する連絡では、DjangoとNext.jsを使った製品群を支えるため、その技術と知識を持つ人材が必要だと説明されていました。
Sさんの開発経験が、会社の求める技術と合っていたことが、今回の採用で重要なポイントとなりました。
期待されていた仕事内容
2025年5月の雇用主からの説明では、Web Developerのポジションで話を進めることが可能とされていました。
予定されていたのは、DjangoとNext.jsの経験を生かしたウェブ開発業務です。ほかのICT担当者と協力しながら、同社の製品への理解を深め、開発を支えることが期待されていました。
これまでの経歴を広く紹介するだけでなく、会社が必要とする開発に、自分がどのように貢献できるかが明確になったことが、採用につながったといえるでしょう。
2025年11月、雇用契約を締結
現地面談後も調整を続け、2025年11月には、Sさんと雇用主の双方が署名した雇用契約書が共有されました。
春の面談から契約締結まで、数か月にわたる道のりでした。
その後、Sさんからは、ニュージーランドでの生活はまだ想像がつかず、ドキドキしているというお便りも届きました。ご家族での新生活に向けて、大きな一歩を踏み出した時期だったことが伝わってきます。
雇用主が求める技術を、具体的に伝えること
Sさんの事例で採用につながったのは、E社が必要としていたウェブ開発の技術です。
学歴や幅広い経歴があっても、それだけで採用が決まるわけではありません。自分のスキルが、その会社の仕事にどう役立つかを伝えることが大切です。
また、現地面談から契約締結までには時間がかかりました。面談後も話し合いを続け、条件や採用に向けた準備を整えていくことも必要でした。





