会計分野の学歴や知識を、ニュージーランドでの仕事につなげたい。今回ご紹介するMさんは、オーストラリアで会計分野の修士課程を修了し、ニュージーランドで会計職の就職活動を進めた方です。
2020年に企業との選考やトライアルを進め、2021年1月には就労ビザの認可が確認できました。メールのやり取りをもとに、就職先や募集ポジション、採用までの経緯をご紹介します。
オーストラリアで会計分野の修士課程を修了
Mさんは、オーストラリア・シドニーの大学で、Professional Accountingの修士課程を修了しました。
会計に加え、財務、監査、会社法、税務などを学び、会計ソフトのXeroや、SAPの財務会計・分析に関する学習にも取り組んでいました。
ご自身を紹介する際には、会計知識だけでなく、新しい技術を活用する姿勢や、相手に分かりやすく説明するコミュニケーション能力も強みとして伝えていました。
就職先は教育・研修分野のM社
就職先は、オークランドを拠点とする M社です。
同社は運動や健康、ライフスタイルに関するコーチング教育を提供しています。会計事務所ではなく、教育・研修事業を支える社内の会計職としての採用でした。
会計の専門知識を生かせる職場は、会計事務所だけではありません。教育をはじめ、さまざまな事業会社にも会計・財務を担うポジションがあります。
募集ポジションはAccountant(General)
選考メールに記載されていた職種は、Accountant(General) でした。会社の会計業務を担うポジションです。
選考では、税務・一般会計・財務の知識に加えて、売掛金と収益の違い、貸倒れの見積もり、ERPシステムの使用経験などが確認されていました。
こうした質問から、取引や債権を正しく把握し、会計処理や財務管理に対応する力が求められていたことが分かります。ただし、詳細な職務記述書は今回のメールでは確認できていないため、実際に担当した業務の範囲までは断定できません。
専門知識だけでなく、説明力も確認される
M社の選考では、会計に関する質問のほか、意見が異なる相手にどのように説明したか、複数の重要な仕事をどう進めたか、といった質問もありました。
数字を扱う仕事であっても、周囲との連携や、考えを分かりやすく伝える力は必要です。
Mさんの回答について、会社からは明確に整理されているとの評価があり、最終面接への案内につながりました。専門知識を持っていることに加えて、それを英語で説明できることも、選考を進めるうえで大切だったといえるでしょう。
コロナ禍でのトライアルと選考
就職活動を進めていた2020年は、新型コロナウイルスによる行動制限があった時期です。Mさんはオンラインでのやり取りも活用しながら、企業との話し合いを続けました。
同年9月には、M社でトライアルを開始したと報告しています。その後も選考や雇用に向けた調整が続き、11月には、ビザ認可後に雇用を進める予定だとの連絡がありました。
企業から関心を示されても、すぐに正式な雇用が始まるとは限りません。Mさんも、段階を踏みながら手続きを進めていきました。
2021年1月、就労ビザが認可
2021年1月には、Mさんの就労ビザが認可されたことが確認できました。
一方、その後のメールには、正式な雇用開始に向けた調整が続いていたことも記載されています。ビザ認可と雇用開始を分けて考え、それぞれの準備を進める必要があったケースです。
会計知識を、企業の仕事につなげる
Mさんの事例では、会計分野での学びやシステムへの理解に加えて、専門的な質問に英語で答える力も求められていました。
会計職を目指す際には、学歴や資格を紹介するだけでなく、会計上の判断を説明できること、周囲と協力して仕事を進められることも大切です。
教育・研修事業を営む会社の会計職につながった今回の事例は、会計事務所に限らず、自分の専門性を生かせる職場を考えるうえでも参考になるのではないでしょうか。
※お名前は仮名です。仕事内容は募集ポジションと選考内容から確認できる範囲で紹介しています。正式な雇用開始日や永住権の取得は、今回確認したメールでは確認できていません。




